【実例あり】看護師のための上手な時間管理のコツ

看護師

時間管理は新人看護師にとっての大きな壁。多重業務と言われる看護職にとっては欠かせないものです。

もともとマイペースな性格だったこともあり、一年目の私は仕事が遅く「時間管理ができていない。」と先輩看護師にさんざん怒られました(´;ω;`)

それでも、月日が経て徐々に時間管理を習得し、2年目相応の仕事ができるようになったと感じています。

そんな私が時間管理を身に着けるために行ったことを紹介していきたいと思います。

看護師
看護師
  • 時間管理がうまくいかず残業が多い
  • 仕事が遅く先輩に怒られる
  • 仕事中、次に何をしたらいいか分からなくなる

こんな悩みを抱えている方に、参考になる記事です。上手に時間管理を行うために実践してみましょう。

はじめに

この記事を読んでくださっている方は、まだ職場に慣れていない1,2年目看護師が多いかと思います。

最初は誰しも時間管理に悩まされると思います。分からないことばかりで不安なのに、気軽に相談できる先輩もいなくて、勉強もしなければならない。

上手にできなくて、周りからどう思われているのが考えて、どんどん自分に自信がなくなってしまいませんか?

最初のうちは、できないのは当たり前!大事なのは「どうしたらできるようになるか」考えることです!

この記事を読んでいいる方は、今の状況をなんとかしようと検索をして対応策を考えようとしています。それだけで本当に素晴らしいです!

コツをつかんで、少しずつ成長していきましょう!

時間管理とは?

先輩に「時間管理ができていない。」と怒られまくっていたころの私は迷走していました。

時間管理で残業が減るの?本当にそんなものが必要なの?どうやってやればいいの?そもそも時間管理って何?

看護師における時間管理は、時間の使い方を考えて調整し限られた時間を有効活用することです。時間の感覚はあいまいなものなので、5分くらいの感覚だったのに20分経過していたなんて経験は誰しもあると思います。

時間管理をすることで時間を有効に使うことができるため、

  • 残業が減る
  • 仕事が遅くて怒られることが減る
  • 空いた時間を他のことに当てられる (委員会の仕事や患者指導など)

などのメリットがあります。

上手な時間管理のコツ

  1. どのくらい時間がかかっているのか把握する
  2. 一日の予定を立てる
  3. どのくらい時間で行うか目標を決める
  4. 常に何ができるかを考える
  5. 仕事の早い人の真似をする

どのくらい時間がかかるかを把握する

まずは、自分が普段何にどのくらい時間を使っているのかを把握しましょう。これを知ることが時間管理の第一歩です。

例えば…

  • 陰部洗浄には準備や片づけも含めて10分、清拭も加われば15分。
  • ルート確保は5分。
  • 処置は10分。
  • カルテでの看護問題評価は1個5分。
  • OPE出しは搬送から申し送りまで全部で15分など…

もちろん、状況によって異なるためざっくりで大丈夫です〇

自分が○○をするのにどのくらい時間がかかるというのを知っておくことで、

  • ペアがOPE出しに行っている間に3人くらいラウンドに回っておけるかな。
  • ラウンドが早く終わって血糖測定まではまだ時間がありそう。午後野郎を思っていた処置しちゃおうかな。

と空いた時間を何に使えばいいか考えやすくなったり、予定を立てやすくなります。

まず、ここから始めましょう!

1日の予定を立てる

朝、情報収集をしますよね。そこで患者さんの情報収集をしながら一日の予定を立てて書き出しておきましょう!これを考えておくことで、その日にやらなければならないことがはっきり分かるようになります。

最初のうちは「ただでさえ必死で情報収集しているのにそんな時間ないよ…」と思いますが、繰り返しているうちに自然と頭の中でできるようになります。

点滴やOPE出し、検査出しなど時間が決まっているものもあります。時間が決まっているものを中心に考えていくのがポイント!

「この時間にAさんに点滴があるから、そのタイミングでAさんに検温ができるように調整しよう。」

となんとなくで検温に回るのではなく、根拠をもってラウンドすることができます。

何度も廊下を行ったり来たりする時間を減らすことが、無駄な時間の少なくすることにつながります!

1年目のうちは、勤務終了後に一日行っていたことを分刻みで紙に書き出しして、先輩から「この時間は何していたの?」「これにこんなに時間がかかったの?」と地獄の質問攻めにあっていたこともありました(´;ω;`)その先輩のことは今でも怖いですが、大切なことを教えてもらったので感謝しています。

どのくらいの時間で行うのか目標を決める

一日の予定はあくまで目標でしかなく、実際に立てた予定通りに業務が進むことなんてありません。予定されていた時間は変更になったり、患者さんが脱走してしまったり、想像していないかったことがたくさん起こります。

1日の予定を立てても意味ないじゃあないか…

そこで大切なのが、何かをする前に「○○をどのくらいでやろう」と目標を決めてから取り組むことです。

例えば…

  • この患者さんの血管は分かりやすいからルート確保は5分で終わらせて来よう。
  • 陰部洗浄に前回は10分かかったけど、今回は7分で終えて帰ってこよう。
  • 3分でこの看護問題を評価してみよう。

と、具体的に細かく時間の目標を決めていきます。

目標を決めることで、自然と時間を意識して行動するようになります。

・目標より早く終わったら→以前より早くできるようになった自分の成長を感じられる。

・目標より時間がかかったら→時間がかかった原因はなんだったか、改善できるところはないか考えるきっかけになる。

目標通りにいかなくても原因を考えて、次から修正していきましょう!

常に何をしたらいいかを考える

常に何ができるかを考える意識を持っておくことは、時間管理をし業務を効率的に行うためにはとても重要です。

時間に余裕ができたらその時間を無駄にするのではなく、その時間にできることを考えましょう。そのためにも、自分が○○をするために必要な時間を把握しておくというのが大切になります

パソコンさえあれば看護問題の評価はできますし、心電図モニターの取り込みもできます。

こういう意識でやるべきことを前倒しにやっていくと、業務に余裕が生まれるようになります。その余った時間で、他のペアの手伝いなども積極的に行っていくとみんなで帰れるため残業が減ること間違いなし〇

仕事の早い人の真似をする

これって単純な方法ではありますが、とても大切なことです。

仕事が早い人=時間管理上手だからです。

同じ病棟内に必ず仕事の早い人っていますよね。その人がどうやって業務をこなしているのか、工夫していることがあるのかをよーーく観察してみましょう。

中には「仕事が雑なだけか・・・」という人もいたりしますが、きちんとやってて早い人もいます!

私が驚いたのは、看護問題の評価を朝のうちにやっている先輩がいたことです。「え!?それありなの??」って思いましたが、褥瘡(床ずれ)の評価などは陰部洗浄の時に皮膚を直接見ないとできないものもありますが、自立の患者さんなど特に変わりなければ別に評価を朝のうちにやってしまっても問題ないですよね。(病棟によっては先輩に注意される可能性があるので気を付けましょう。

時間管理は仕事効率を上げる

時間管理を上手できるようになると、業務を早くこなせるようになります。

業務を早くこなせるようになると、仕事に余裕ができるようになります。

仕事に余裕ができるようになったら、

  • 他のチームを手伝う
  • できた時間を患者さんのケアに使う
  • 退院に向けた患者さんの指導ができる
  • 時間外にしていた看護サマリーや委員会の仕事ができる

など、できることがたくさん増えて、先輩からの印象もいいですよね。そうして、人間関係も業務もどんどんいい方向に向かっていくことが期待できます(^▽^)/

ただ、仕事尾早く終えようとするあまり、患者さんに不利益が生じるのはよくありません。やるべきことはきちんとやるようにしましょう。

以上の5つのコツを実践して、頑張っていてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

看護師
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ぽぽ

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