新人看護師の苦悩~あのころを振り返って~

看護師

5月になって病棟に新人さんが入ってきました。

先輩に一生懸命についてまわるその姿を見ていると、自分の新人時代をしみじみと思い出します。

先輩にモニター見せられて「この波形が洞調律(サイナス)だよ。」って言われて「?」がいっぱいだった私。基本中の基本であるこの波形を知らずに循環器病棟に飛び込んできた自分が本当に恐ろしいと今では分かります。

1年目の私
1年目の私

サイ…ナス…??

↑のような私と同じ状況にある看護師のみなさんへ朗報です。私は今、立派?に3年目看護師をやっています。

あのころはいつも必死で辛いと感じることがたくさんありましたが、3年目の今になって客観的に見てみると考えすぎだったなと思う部分も多いです。

今こんなに気楽に3年目をやっている私ですが、自分にもしんどい1年目時代があったのでその話をしていきたいと思います。共感しながら読んでいただけたら嬉しいです。

過去の自分のように「今がしんどい。」と思っているの1年目のみなさんも、3年目になるころには「自分こんなに頑張ってたな~」と振り返れる日がくるはず!今の苦しい時期を乗り越えてもらいたいというメッセージを込めて書きました!

先輩がみんな怖く見える

最初の1日目なんて特に、先輩みんな怖い人に見えませんか?話してみると意外と優しかったり、予想通り怖かったり…

最初は「先輩はみんな新人のこと嫌いなんじゃないか…」なんて考えてすごく怯えていました。

こんな風に考えてしまう原因は、看護実習の頃に自分たち扱われ方が雑すぎたことが原因な気がします…。話しかけるタイミングをちょっと間違えるだけで怒られたりしていたので、看護業務を滞らせるものなどみんな嫌われるんだと考えちゃうんですよね。

一部のおつぼーね様はそういうだとしてもみんながそうだと勘違いしてはいけません。

私の印象では実習のころよりは新人のほうが大事に扱ってもらえます。これから一緒に働く仲間ですからね!

それでも怖い先輩はたくさんいます。最初なんてできなくて当然なのに、できるようになるのを待ってくれない先輩がいるんですよ…

怖い先輩とはできるだけ関わらず、優しい先輩に分からないことは聞くようにしましょう。時には逃げることも大切!本当に逃げられない状況のときもあるのでしんどいですが…

無駄にネガティブになる

私だけではないはずです。新人のころは帰宅後は毎日反省会でした。

業務でこれができなかったとかは仕方ないと割り切れたのですが、先輩への返信への仕方や自分の態度を振り返って、どう思われたかをすごく気にしていました。

「生意気だなとか思われてしまったんじゃないか。」「あんな失敗をして仕事できないやつって思われたんじゃないか。」と頭の中をぐるぐると…

それは大抵気にしすぎのことがほとんどでした。次の日先輩にあってみると普通に話しかけられたりとかが多くて「話しかけられると嫌われてなかった…」とすぐ安心します。そんなことの繰り返しでした。

大丈夫だ!先輩はそんなに自分たちのこと見てないし気にしてない!と今なら思えます。

過ぎてしまったこと、してしまってミスは次はしないように気をつけてもう考えるのはやめましょう!自分が疲れてしまいます。

明日くるのが不安になる

仕事中はその日を乗り越えるのに必死なのですが、帰宅後や休日はまたやってくる日勤のことについてずーっと考えてしまいます。

何が心配なのかははっきりしないのですが、「何か失敗しないだろうか。」「怒られないだろうか。」と漠然とした不安を抱えています。

そんなことをぐるぐると考えながら、毎晩過ぎていくのです…。何かしていれば気にならないのに、ふと手が止まった瞬間や暇なときにはすぐに考えてしまいます。ストレスでした…(笑)

1年目の11月ころでしょうか。いつのまにか、不安を抱えながら過ごす夜はこなくなりました。「明日仕事行くのめんどくさいなー」ってことは残念ながら今もありますが…

気にならなくなる日がみなさんにも来ることを願うばかりです。

同期と自分を比べてしまう

自分の病棟にいる同期、違う病棟の同期すべての看護師と自分をすぐ比べていました。

同じ病棟の同期がルートを成功させたり新しい看護技術を実施しているのを見ると、「まだ自分はそれできていないのに…」と焦ってしまいます。

違う病棟の看護師は自分より入院も受け持ち患者数も違って、どんどん上に行ってしまうような気がしていました。

きびしい病棟やひどいプリセプターに当たり辛いと話している同期に対して、私は「この子は厳しい病棟で鍛えられて、どこでもやっていけるんだろうな。」とそんなことまで考えていました。

極めつけは先輩の一言。自分が勤務しているときに「〇〇さん(同期の名前)とこの前組んだときにあれもこれもできてて気が利くなぁーって思った。」なんて先輩同士の話を聞いてしまった帰りは泣きました。そんなことないのに、自分がダメって言われるような気分になってしまうんです。

9年目になる先輩にそんなことを考えてしまうことを相談したら、「そんなのどんぐりの背比べだよ。」って笑われてしまいました。

1年目は指導者によって実践できる手技が違ったりするので、時期によっては同期ごとに経験できていることが違うことが多いですが、2年目になるころにはみんな同じくらいになってるってことなんですね。

それを聞いて、こころがすっと楽になったのを覚えています。

まとめ

  • 先輩が怖く見える
  • 無駄にネガティブになる
  • 明日が来るのが不安になる
  • 同期と自分を比べてしまう

以上4つ、私が新人時代に考えていたことを紹介しました。今1年目を必死に駆け抜けている方々なら共感できる部分もあったのではないでしょうか。

今になって気づく、1年目は必死に考えて考えて考えすぎていたんだなと。あの頃の私にもう少し力を抜くことを伝えてあげたいです。

その必死な時代があったからこそ、今があるのかもしれませんけど…

最後まで読んでいただきありがとうございました!コメントお待ちしてます!

看護師
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